北海道稚内市が、ふるさと納税の返礼品に力を入れ始めた!
稚内市は水産資源が豊かな町です。1年前、ふるさと納税の返礼品はさぞかし豪華に違いないと考えた筆者は、返礼品を調べましたが残念ながら2015年秋の時点では海産物の返礼品は皆無でした(資料が送られてくるだけでした)。2016年に入ってからは素敵な返礼品がラインナップされています。稚内市のホームページを見ると返礼品提供業者向けの案内として「稚内市ふるさと納税推進業務における特産品のエントリー基準について」という書面が開示されております。それによると「稚内市で生産、製造、加工、サービスの提供がされているもの、稚内市で栽培、採取、育成された原材料を使用しているもののいずれかに該当していること」と決められています。つまり稚内の生産者さんや加工業者さんが深く関与している地元の品じゃないとダメですよ、ということです。素晴らしい取組みだと思います。地元の方々も潤いますし私たちにとっては朗報です。地元に根ざしたホンモノしか返礼品にしません、ということですから。
ところで私たちの一番の興味はカニです。稚内のカニ関係統計を整理してみました(下表)。
名称 | 漁獲量 | 輸入量 |
---|---|---|
ズワイガニ | 24トン | 1855トン |
タラバガニ | 8トン | 1818トン |
毛ガニ | 285トン | |
ベニズワイガニ | 546トン |
※輸入量は生のみで冷凍品を含まない。財務省貿易統計(2014年)、漁獲量は農林水産関係市町村別統計(2014年)、マリンネット(2014年)より、筆者作成。
毛ガニとベニズワイガニの漁獲量が非常に多いことがわかります。おのずと返礼品の品質が期待されますね。ズワイガニとタラバガニは漁獲量に対して輸入量が極端に多くなっていますがオホーツクで水揚げされたカニが活きたまま稚内港に輸入されているだけであり、むしろ極太の新鮮なカニが稚内で多数流通している証であります。
筆者だったら下に掲げる返礼品を選ぶと思う。寄付金に応じて複数の返礼品を選ぶこともできます。地域によって毛ガニの漁獲時期は定められており、稚内の毛ガニの旬は3~5月ですから、もし毛ガニ返礼品をゲットしたいなら3月くらいに申し込みすると新鮮なものがゲットできるはずです。
・稚内加工・極上本ズワイガニしゃぶセット
・特選特大毛蟹セットプレミアム
・毛ガニ&ズワイガニ味くらべ
・毛ガニ甲羅盛りセット
・たらばがにボイル脚
・稚内産ベニズワイしゃぶセット
ほかにも、いろいろあるんですよ。カニと関係ないのですが、刺身用ボタンエビ&刺身用ホタテのセットとか、刺身用生ムラサキウニもありますねえ。どんだけ贅沢なんでしょうか。稚内市はふるさと納税の返礼品に関する業務はさとふるに委託してますから、稚内市へのふるさと納税に興味がある方はそちらでどうぞ。
「さとふる」でふるさと納税!
稚内市(公式)
稚内のおすすめカニ通販(タラバガニが得意!)
稚内税関のカニの輸入統計(生タラバ、生ズワイ)