カニの漁獲量と輸入量

日本のベニズワイガニの漁獲量

2016/11/30

鳥取県と島根県の2県の紅ズワイガニの水揚げ量はかなり多いです。全国のズワイガニの年間水揚げ量の合計は4000~5000トン程度ですが、この2県の紅ズワイガニ水揚げ量の合計は年間7000~8000トンにも達する量です。

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ベニズワイガニは深海に分布し、深海の泥の中から「かご漁」という方法で捕獲されるため、調理方法を工夫しないと泥臭いという問題があります。またカニ味噌が固まりにくく、味噌が固まるまで茹でると今度はカニの身が縮んでしまうという問題も有しています。つまり上手に調理しないと美味しさを引き出すのが難しいわけです。獲れたてを刺身で食べると、ぷるぷるでかなり美味しいのですけどね。

現状ではベニズワイガニは加工用途が大半を占めています。スーパーでカニクリームコロッケを買ってきて原材料名を見ると、たいていは「ベニズワイガニ」の文字を見つけることができます。カニチャーハンや、かに玉に入れるカニの大半もベニズワイガニです。私たちが一番食べているカニは、実はベニズワイガニなんだと思います。

近年、ベニズワイガニのブラント化も検討されており、有名なものとして「香住(かすみ)ガニ」が挙げられます。漁が解禁された毎年9月にイベントが行われておりますので、兵庫旅行で地元で生のベニズワイガニの刺身なんていかがですか。
※香住港では松葉ガニ(ズワイガニ)も水揚げされますが、「香住ガニ」は、あくまでもベニズワイガニですのでお間違えないように。品質の高いベニズワイガニをブランド化したものですから。





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